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人生も後半戦

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

おすすめの一冊、夢をかなえるゾウ

 自己啓発本はいろいろありますが、普通の自己啓発本とは違います。簡単に言えば笑える自己啓発本です。

 主人公は平凡なサラリーマン。彼は自分が変わらないと成功出来ないと自己啓発本を読んではいたが、三日坊主で終わってばかりだった。
 そんな時、先輩の紹介で、成功者の川島という人物のパーティに参加することになる。しかし、このパーティに参加している人物は大物芸能人やスポーツ選手ばかりで、自分とは住む世界の違う人達の中にいることにショックを受ける。
 その夜、やけ酒して酔っぱらい「お前は神様だろ、人生を変えてくれ」とインドで買ってきたガネーシャという象の神様の置物にむかって叫んだ。そして、そのまま眠ってしまった。

「おい、起きろや」
 主人公は聞きなれない声で目を覚ました。
 その声の主は、昨晩「人生を変えてくれ」と叫んだ象の神様?ガネーシャだった。
 ガネーシャは主人公の人生を変えたいという願いを叶える為に現れたのだが、神様のくせに言葉が悪く、態度も横柄で、主人公はガネーシャに対して最初は本当に神様なのか半信半疑だった。

 ガネーシャは神様のくせに、がさつな感じの関西弁をつかう。
 主人公のタバコを勝手に吸い始めたり、主人公をバカにしたような話しぶりだった。

 主人公とガネーシャの会話はこんな感じだ。
「で、どないすんねん」
「どないする、とおっしゃいますと?」
「いや、せやから……話聞いとった?自分、変わりたいの変わりたないの?どっち?」

「ぶっちゃけた話、自分、しょぼいやん?」
 しょ、しょぼい?
「自分みたいに、いっつもぐだぐだしてて自分で決めたことも実行でけへんしょうもないヤツでも、できる感じにケアしたるから、その辺はワシにまかせとき」

 主人公とガネーシャの会話を笑いながら読みすすめることが出来るので、小難しい自己啓発本とは違います。
 ガネーシャは主人公に課題を出し続け、主人公はそれをこなしながら変わっていく物語。
 笑いながら、時には感動を与えながら自己啓発が出来るおすすめの一冊です。


夢をかなえるゾウ 著者 水野敬也


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