小説を楽しんでプラス

主に私が作成した超短編小説(ショートショート)を記事にします。ほかにお気に入りの小説を紹介します。

手相からの物語 生命線が張り出した男の話

上の手相の絵は生命線の張り出しが大きくて、線自体も強いものです。運命線も比較的強い線です。この手相の持ち主がどんなタイプなのか。生命線の張り出して線が強い人は体力自慢でバイタリティがあります。 仕事も遊びもバリバリとこなし、酒も性欲も強いで…

小説を読もう「火の粉 雫井脩介」の言葉表現2

小説が好きで、表現をの仕方まとめただけの資料です。 火の粉 雫井脩介 (著) 「これはこれは」口の端を歪めた独特の笑顔で野見山が近づいてくる。「どうしてまたそんなことを?」 野見山はもどかしいほどゆっくりした喋り方で訊く。 ただ、その眼つきに油断…

小説を読もう「火の粉 雫井脩介」の言葉表現

小説が好きで、表現をの仕方まとめただけの資料です。 火の粉 雫井脩介 (著) 「ええ、十時くらいですか」紀藤はかすかな緊張感を言葉尻ににじませて答えた。「その時間からよく散髪屋が開いてましたね」 勲が言うと、紀藤の口から弛緩した息が洩れた。頭の後…

スマホからのお説教

先月、俺は婚約をした。相手は美咲という名で、友人の紹介で知り合った。俺の一目惚れだった。知り合った次の日から俺は猛アプローチして、付き合うことができた。美咲と付き合えるようになって、俺は幸せだった。一生幸せにしようと思っていた。 しかし、婚…

宇宙人のこころざし

ここは、銀河系にある地球の1000分の1程の小さな星「イイナリ星」 王様「今年の地球派遣参加者は何名だ」 秘書「今年10名の予定でしたが……、実は……1名が不参加の返答なんです」 王様「不参加だとぉ、どういうことだ」 秘書「詳細はわかりませんが……」 王…

アリよりキリギリス

灼熱の太陽が照りつける真夏の草原では、さまざまな虫たちが生活をしている。 真っ黒なアリにとって、灼熱の太陽の熱はさぞかし暑いことだろう。 そんな暑さの中でも、一生懸命に食べ物を探し出して、巣まで運んでいる。1匹が食べ物を見つけると、仲間に連…

本気かな、真剣かな

「どうも~、カナケンでーす」 「俺の本名が真中健で、相方のこの女が、本木加奈です。2人の下の名前をくっつけただけのコンビ名ですが、覚えてやってください。 「加奈ちゃんを可愛いと言う男がおったら、俺はビックリして気絶するわ」 「失礼やね、あたし…

オレオレ詐欺に注意

リリリーン、リリリーン「はいはい、ちょっと待って下さいね。すぐに出ますね」 中本佳子は呼び出し音が鳴る電話機に向かって声を掛けた。少し足元がおぼつかないので電話に出るまで時間がかかる。 「ハアハアハア、もしもし、お待たせしました、中本です」 …

勘違いだったバレンタインチョコ

中本家は夕食を終え、裕一郎はこたつに入り写真を見ながら目尻を下げていた。妻の佳子は夕食の片付けを終わらせて、裕一郎の好きなブラックコーヒーを持って裕一郎の前に座った。「明日は陽菜の結婚式だな」 裕一郎はそういってコーヒーを口にした。 「そう…