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人生も後半戦

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

おすすめの一冊、ラストレシピ


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おすすめの本 ラストレシピ

  嵐の二宮和也主演で映画化された本だったので買ってみました。

たまたま本屋で見つけたので、嵐ファンの嫁の為に買って帰りました。あまり期待してなかったのですが、帰りの電車で読み始めたら、素晴らしい本で夢中になっていました。特に最後のクライマックスは感動します。

 料理を作る人のおもてなしの心の素晴らしさを感じてください。主人公の料理に対する心の変化も楽しんでみてください。

 主人公は佐々木充という料理人です。彼は、料理の腕は凄いのですが、職人肌が災いして、独立して店を出したものの、従業員達とうまくいかなかった。そして食材にこだわり、料理の研究に出費しすぎてしまい、借金を抱えて店を閉めてしまっていました。 借金返済の為に、佐々木が始めた仕事は、人生最期に食べたい料理を作る、ちょっと変わった料理人だ。

 その肩書きは〈最期の料理請負人〉

 1度食べた料理の味は忘れない天性の絶対音感のような舌の感覚(麒麟の舌)をもつ佐々木充にしか出来ない仕事だ。

 そして今回、佐々木に来た依頼は、楊晴明(ようせいめい)という中国人からの依頼だった。 依頼内容は 中国には清の皇帝が宮廷料理人に作らせた、世界で一番スケールの大きなコース料理「満漢全席」があるが、それを越える幻の日本料理があるという。

 そのレシピを探しだして再現してほしいというものだ。

 そのレシピの名前は「大日本帝国食菜全席」

 このレシピを作った人物は、山形直太朗という人物で、山形直太朗は日本から満州に渡り、満州の地に天皇陛下が行幸される時にお披露目するという歴史的な料理「大日本帝国食菜全席」の全権を担っていた。そして依頼主の楊晴明は直太郎のレシピ作りに協力した人物だった。 しかし、満州は13年の短い年月で滅びてしまった幻のような国家。そして「大日本帝国食菜全席」も幻のレシピとなってしまっていた。

 楊晴明の話では「大日本帝国食菜全席」は山形直太朗の妻、千鶴が日本に持ち帰ったという。

 佐々木は「大日本帝国食菜全席」を探しだす為、山形直太朗という人物について調べ、彼が偉大な料理人であることを知る。そして直太朗の娘、山形幸に会い話しを聞くことができた。

 しかし、山形幸と楊晴明との関係は険悪なものであることがわかる。

 「大日本帝国食菜全席」は春、夏、秋、冬の4冊で各51品目、全部で204品目もあるレシピで、幸は秋のレシピしか手元になく、他は楊晴明が奪い取ったということだった。佐々木は楊晴明の話とは食い違っていて、楊晴明に不信感を抱きはじめた。 幸の話しでは、楊晴明は直太朗とレシピづくりを9年ほどやったが、直太朗は楊晴明の本当の正体が中国共産党のスパイだと知り、クビにしていた。

 その後、楊晴明は仕返しに現れ直太朗を殺害し、春と冬のレシピを奪ったのだと言う。 残りの夏と秋のレシピは直太朗の妻、千鶴が満州から日本に持ち帰ったが、千鶴の再婚相手の料理人湯木壮一が何者かに襲われ夏のレシピは奪われてしまう。湯木を襲った人物は中国人だった。幸は楊晴明の仕業に違いないと思っていた。 その後、千鶴は責任を感じ首を吊った。残された幸は、その後居場所を転々とすることになってしまった。

 幸にとって「大日本帝国食菜全席」は、父直太朗の思い出でもあるが、直太朗と千鶴を死に追いやったレシピでもあった。 そして、その影には、いつも楊晴明の姿がちらついていた。

 幸が持つ秋のレシピを佐々木は見せてもらった。その最後に書かれたメッセージから冬のレシピは楊晴明の手元にではなく、ある人物の手元にあることを突き止め、中国に渡り冬のレシピを見つけだすことに成功した。

 そして、佐々木は、ある人物から冬のレシピと一緒に直太朗からの手紙を受け取った。 佐々木は帰国し、冬のレシピと直太朗からの手紙を幸に渡した。

 その手紙を読んだ幸は、楊晴明との決着をつける覚悟を決め、佐々木と北京へと向かうことになる。 そしてクライマックス 幸と楊晴明の決着の行方は? 直太朗の残した手紙に書かれてあった真実とは?

 「大日本帝国食菜全席」の本当の目的は何だったのか?

 何故、楊晴明は「大日本帝国食菜全席」を探しだそうとしたのか?

 山形直太朗の料理への愛を感じることが出来るクライマックスです。

 本当に最後に感動すると思います。

あまりヒントを出しすぎると感動できなくなりますので、是非、読んで感動してください。

ラストレシピ 麒麟の舌の記憶 著者 田中経一

 

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