小杉健治さんの罪なき子
あらすじ
水木弁護士は事務員の戸田裕子と出掛けた『ボストン美術の至宝展』が開催されている東京都美術館で無差別殺人の現場に遭遇する。犯人はすぐに取り押さえられた。
犯人は片瀬陽平で、動機は死刑になりたいからということだった。
そして、陽平の父親、宗像武三は二十二年前強盗殺人の主犯として十四年前に死刑になっていた。
水木は、なぜ死刑になりたいからといってこんな事件を起こしてしまうのかと嘆き、陽平の心境を知りたいと陽平の弁護人になることを決める。
感想
表現や描写は乏しいのですが、テンボよく進みます。あっと驚かせる展開は、小杉健治さんらしいサスペンスで、さすがといった感じ。小杉健治さんの作品はテレビドラマ化されているものも多いのですが、これもテレビドラマでもみてみたい。