小説を読んでる時に見つけた尾籠(びろう)とは?
普段使わない言葉 尾籠(びろう)
小説には普段使わないような言葉が出てきます。ほとんどは、何となく理解して読み進めてしまうのですが、せっかく出会った知らない言葉、文字をそのまま素通りさせるのももったいないです。昔と違って、今は簡単に検索できますから。
小杉健治さんの「共犯者」より
本文
「すみません。ちょっと恥ずかしくて言いづらいのですが腹をこわしてしまって。なかなかトイレから出られなくて」
目を見張って何か言いたそうだったが、藤木令は何も言わなかった。
知人にあって話し込んでしまったという言い訳も考えたが、あとで警察からその知人のことを聞かれたら困ると思って、尾籠(びろう)な話を用意したのだ。
意味は
① 不潔であること。 また、そのさま。② わいせつであること。 また、そのさま。
③ 礼儀をわきまえないこと。 また、そのさま。 無礼。