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人生も後半戦

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

おすすめ! 横山秀夫小説を読もう「半落ち」

半落ち 横山秀夫

 現職警察官の梶聡一郎は、自宅で妻の啓子の首を絞めて殺したと自首してきた。
 動機、経緯について、すべて正直に話し、事件は「完落ち」で終わるかと思われた。
 しかし、殺害から自首するまでに空白の二日間があった。これについて、梶は供述を拒否した。
 この空白の二日間に梶は歌舞伎町に行っていたらしいとわかった。また、自宅には『人生五十年』という書が残されていた。
 殺害の動機は妻啓子がアルツハイマーで苦しみ殺してほしいと懇願したと明白だったが、殺害後の空白の二日間に歌舞伎町に行ったことが「半落ち」の理由だ。
 梶は何故、すぐに自首せず歌舞伎町に行ったのか? 



 空白の二日間と人生五十年の謎をいろんな立場の人物(警視、検事、新聞記者、弁護士、裁判官、刑務官)
の視点からストーリーが展開します。それぞれの思惑や駆け引きなどがからみながらストーリーが進みます。
 最後に空白の二日間に歌舞伎町に行った理由と人生五十年の意味がわかった時に感動すること間違いなしです。

書き出し
 茶柱が立った。
 ゲンを担ぐほうではないが、無論、悪い気はしなかった。神棚のわきの壁時計は五時四十分を指している。まもなくだ。夜明けと同時に、懐に逮捕状を呑んだ強盗犯捜査一係が『小森マンション』508号室に踏み込む。

半落ち 横山秀夫
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