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人生も後半戦

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

2019年上半期もう一度読みたい小説のまとめ

今年2019年も半分が過ぎてしまいました。 私が今年2019年に入ってから読んだ小説を一気に紹介します。 今年から本格的に読書が趣味になった気がします。 「父からの手紙」と出会い小杉健治作品に、そして「夏美のホタル」と出会い森沢明夫作品に、はまりまし…

小説を読んでる時に見つけた狷介(けんかい)とは?

有川浩さんの空飛ぶ広報室に出てきた言葉読書をしていると難しい言葉にぶち当たります。意味は何となくわかるので、そのまま読み進めてもいいのですが、せっかく出会った知らない言葉ですし、調べてみて損はない。今回は有川浩さんの空飛ぶ広報室に出てきた…

有川浩さんの「空飛ぶ広報室」表現、描写

ついに言い負かされたか、稲葉リカが顎に梅干しを作りながら「たいへん柔軟でいらっしゃるかと……」と口を濁しながら引き下がった。 見る間に表情が沈み込む。ーーけっこうわかりやすい人かもしれないな、と空井はそのリトマス試験紙のような顔色の変化を見守…

小説を読んでる時に見つけた敷艦(しきかん)とは?

小説に出てくる意味の知らない言葉小説を読んでいると、なんとなくストーリーの流れで意味はわかるが、詳しく知らない言葉がよくあります。 この敷艦(しきかん)も、そんな言葉です。これは、塩田武士さんの「罪の声」に出てきました。罪の声は、昭和の未解決…

小説を読んでる時に見つけた睥睨(へいげい)とは?

小説に出てくる難しい言葉小説には、普段使わない言葉が出てきて意味がわからないことがあります。 それを調べて理解できると嬉しくなります。自分が少し賢くなったなと思えます。 塩田武士さんの罪の声からです。罪の声は、昭和の未解決事件、グリコ森永事…

小説を読んでる時に見つけた矜持(きょうじ)とは?

小説に出てくる難しい言葉小説には、普段あまり使わない難しい言葉が出てきます。その言葉のおかげで、微妙なニュアンスを感じたり、文章に深みが出たりして、その小説に入り込んでしまいます。 しかし、その言葉の意味が理解出来ないまま、読み進めることも…

おすすめ小説を読もう 罪の声 塩田武士

あらすじ昭和の未解決事件、グリコ森永事件をモデルにした物語です。ドキュメントのような迫力があり、フィクションなのか、ノンフィクションなのかわからなくなる感覚でした。 グリコ森永事件をリアルに知る世代にとっては、特に面白いと思います。 グリコ…

七夕の恋人とお正月の父娘 (ショートショート)

わたしは、ある男性に恋をしてしまった。細身で背が高くダンサーのような体。切れ長で涼しげな目、鼻筋がまっすぐ通った三角定規のような鼻、薄く引き締まった刃物のような唇。少女漫画から出てきた、まるで少女漫画から抜け出した王子様のような男性だ。七…

塩田武士さんの「罪の声」の表現、描写

弱った歯茎から歯が抜けるようにビルや店が消えていった。そんな中「テーラー曽根」は時代の波に乗ることも荒波に揉まれることもなく、振り子のリズムで時を刻んだ。 照明を点けた後、すぐ隣に掛けられているリモコンの「運転」ボタンを押す。クーラーが眠た…

小杉健治さんの父からの手紙 表現、描写

父からの手紙posted with ヨメレバ小杉健治 光文社 2006年03月20日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle7nethonto ebookjapan 二階の部屋に戻ると、机の上に父の手紙が出しっぱなしだった。手紙を片づけてから、窓辺に寄った。残暑が峠を越し、ひんやりとした…

森沢明夫の小説を読もう

森沢明夫作品いろいろ森沢明夫さんの作品に出てくる人物は心優しくて癒されます。自然の表現は本当にきれいな表現で清々しい気持ちになります。夏美のホタルposted with ヨメレバ森沢明夫 KADOKAWA 2014年08月 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle7net ebookja…

森沢明夫 ミーコの宝箱の名言集

森沢明夫作品は名言の宝庫森沢明夫さんは、作品を読んだ人に幸せを感じてほしいと思ってくれているのでしょう。 森沢明夫さんの作品は、どれもたくさんの名言がちりばめられていて、その言葉を噛み締めながら読んでいます。では、 「ミーコの宝箱」の名言を…

おすすめ小説を読もう 阪急電車 有川浩

阪急電車 片道15分の奇跡あらすじ阪急電車今津線の各停車駅で起こる小さなドラマです。初々しい男女の出会いや結婚にやぶれた女性の討ち入り、DVに苦しむ女性の話など。各駅のストーリーが短編でありながら、少しずつ重なり、私に小さな感動を与えながら宝塚…

小説を読んでる時に見つけた慇懃(いんぎん)とは?

小説を読んでいると難しい言葉や漢字に出くわします。 これまでは、わからなくても何となくそのまま流していたのですが、調べてみると、その小説の場面を深く理解出来て、よりおもしろくなりますし、私がひとつ賢くなれます。今回は有川浩さんの「阪急電車」…

小説を読んでる時に見つけた奸計(かんけい)とは?

小説を読んでいると、あまり見たことのない言葉に出くわします。今回は、奸計(かんけい)です。有川浩さんの「阪急電車」に出てきました。翔子は結婚間近だった彼氏を寝取られてしまった。翔子は元カレと寝とった女の結婚式に出席していた。 式場で新婦より美…

有川浩の「阪急電車」の表現、描写

何だか妙な偶然がジェンガの如く重なり合っているが、相手を個別認識しているのはあくまで征志のほうだけだ。 「あ、それは嫌なんです」 彼女は口を引き結んで首を横に振った。 それもそうだな、と思ってしまったのは彼女の話術に飲まれている。 滑り込んで…

森沢明夫さんのミーコの宝箱 表現、描写

今日はクリスマスイブ。 街も、人も、どこか夢見がちで浮わついた空気感を発散させていて、同時に、なんだかすごく忙しそうに見える。 翌朝、プレゼントに気づいたときのチーコの顔に咲く満面のスマイルときたら、もう何物にも代え難いほどの、それは「わた…

おすすめ小説を読もう ミーコの宝箱 森沢明夫

内容主人公のミーコとそれぞれの章の登場人物との短編小説になっています。 ミーコは優しい祖父と厳しい祖母に育てられる。祖父から毎日宝物をみつけなさいと祖父お手製の桐でできた宝箱をクリスマスプレゼントにもらう。宝箱のフタの裏側に祖母が手鏡をつけ…

⑨婚カツ屋という名のちょっと変わった結婚相談所

www.syosetsu.work 屋敷史郎 墓参りの前に、事務所の掃除をした。窓ガラスを拭きながらこのビルの下の道路を覗いた。『焼鳥屋さち』の大将が箒とちりとりを持っている姿が見えた。毎日この地域の清掃をしている。大将は自分の店だけではなく、この地域を盛り…

366番のバレンタインチョコ

俺は、アルバイトをしながらお笑い芸人を目指している。 二年前は教師を目指して猛勉強し大学に入学できたが、大学一年の冬に芸人になりたい夢が、どうしてもあきらめられず大学を中退してしまった。 両親は二人とも教師で兄も昨年大学を卒業して教師になっ…

結婚式の誓いと浮気の疑惑

誓いの言葉1、互いに嘘、いつわりなく誠実であること2、互いの両親、友人を大切に思うこと 3、互いを信じ合い、助け合い、愛し続けること4、互いに出来る限り今の体型をキープすること5、ケンカをしても、すぐに仲直りすること6、今日の日の感謝を一生…

小説を読んでる時に見つけた真贋(しんがん)とは?

薬丸岳「刑事のまなざし」より小説を読んでいると、知らない言葉にぶつかることが頻繁にあります。 せっかく出会った言葉をそのまま見逃すのはもったい。調べることで、自分のものになる。 ただ、瞬きひとつせず、有香がした話の真贋(しんがん)を見抜こうと…

刑事のまなざし 薬丸岳 名言集

小説を読んでいると、作品のなかに作者のメッセージがいくつも出てきます。 そんなメッセージの中で心に残る言葉、名言集です。 刑事のまなざし 薬丸岳 「なあ、吉沢ーー」 吉沢は夏目に視線を向けた。 「信じるってのは、何も今目の前にあることだけじゃな…

小説を読んでる時に見つけた鬱蒼(うっそう)とは?

小説を読んでいると、日常では使わない言葉を目にすることが度々あります。 ストーリーの流れや漢字をみると、なんとなく意味は理解できます。なので、そのまま読み進めてもよいのですが、調べてみるのもよいかなと思います。 その言葉ならではの微妙なニュ…

おすすめ小説を読もう 刑事のまなざし 薬丸岳

薬丸岳のおすすめ小説 刑事のまなざしあらすじ十年前に練馬区内で連続通り魔事件が発生した。夏目の娘の絵美はその通り魔事件の被害者のひとりだ。頭をハンマーで殴られ植物状態になってしまった。 犯人は捕まらないまま同様の事件が起きてしまい、被害者の…

小説を読んでる時に見つけた喧喧囂囂(けんけんごうごう)とは?

共犯者(小杉健治)に出てくる難しい言葉喧喧囂囂とは、どんな意味『共犯者』のなかではこんな風に出てきました。 「三島か静岡ですか」 「温泉地に身を潜めるのは男ひとりじゃ目立つかもしれないな」 「瀬崎はどこか別荘を持っているってことはないか」 「う…

小説を読んでる時に見つけた面従腹背(めんじゅうふくはい)とは?

小説に出てくる難しい言葉小杉健治さんの『共犯者』に出てきた『面従腹背』とは? 本文 もちろん、表面的には歯車のごとく動く。だが、実体は面従腹背(めんじゅうふくはい)だ。たとえば、捜査会議で自分が掴んできた情報でも、自分の利にならないと感じたら…

小説を読んでる時に見つけた尾籠(びろう)とは?

普段使わない言葉 尾籠(びろう)小説には普段使わないような言葉が出てきます。ほとんどは、何となく理解して読み進めてしまうのですが、せっかく出会った知らない言葉、文字をそのまま素通りさせるのももったいないです。 昔と違って、今は簡単に検索できま…

おすすめ小説を読もう 共犯者 小杉健治

共犯者 検事・沢木正夫 小杉健治あらすじカルチャーセンターの学長辻川義和が刺殺された。講師の瀬崎には動機があった。藤木令という女性講師との関係や仕事のトラブルなどだ。しかし、瀬崎には殺害時間に藤木令と会っていたという完璧なアリバイがある。沢…

おいしそうな表現、描写 たまちゃんのおつかい便 森沢明夫

「たまちゃん、おかえりね。いま、お昼のチャーハン作ってるよ」 おろしショウガと薄口醤油で味付けをし、ベーコンと長ネギのチャーハンだった。フライパンの端っこでわざと少しだけ醤油を焦がして風味をつける料理のコツも、長ネギを最後にまぜて、香りが飛…